私にとって今年はFIRE元年となります。
積極的に投資でお金を増やしたいという気持ちはありませんが、資産保全という観点、および投資をすることでニュースに敏感になったり、戦略を考えることで頭の体操になるという副次効果もあるので、これからも投資は続けていきます。
そこで、今年2022年の「投資でやらないことリスト」を考えてみました。
やることリスト(ToDoリスト)の方が一般的で、ビジネスの現場などで使われている方も多いかもしれません。しかしながら、ToDoリストは使っているうちにどんどん肥大化して、何が重要なのかわからなくなってしまうことがあります。
投資においては、やることよりもやらないことをしっかり決めておく方が重要だと思ったので、「やらないことリスト」にしてみました。
1. 値動きにビビってしまうような投資はしない
2021年は任天堂株を現物と信用買い合わせて、6000万円ほどのポジションを持っていた時期がありました。これぐらいの金額になると、株価が少し動いただけでも数十万円のプラスマイナスになります。
こうなると東証のザラ場(取引時間中)の間は常に株価が気になります。東証が15時で取引が終わった後もPTSの株価を見ますし、夜になればアメリカ市場のADR(預託証券)の値動きも気になります。Yahoo掲示板や5chの個別株板なども常時チェックするようになり、気持ちが休まるヒマがありません。
ストレスを抱えた状態では正しく判断ができなくなります。いわゆる認知バイアスという形で、自分のポジションのポジティブな情報ばかり求めるようになり、ネガティブな情報からは遠ざかるようになってしまいます。これは典型的な負けパターンなので、避けなければなりません。
2. 株の信用買いはしない
任天堂株の信用買いのポジションは2021年中にすべて決済しました。現物のポジションがまだ3000万円ほど残っていますが、現物なので多少激しい値動きがあっても余裕を持って見ていられます。
信用買いをするということは、そもそも資金的に余裕がないということであり、最初から追い込まれた気持ちでスタートしなければなりません。最長でも半年以内に決済する必要があり、ポジションを持っているだけで利息もかかるので、短期勝負が基本です。
任天堂株のように信用買いの比率が高い銘柄では、証拠金不足のロスカットを狙った大口機関の売り崩しが入ることもあり、なかなか目論見通りには勝たせてもらえません。
一方で信用売りは今後も止めないつもりです。決済期限と利息があるというのは信用買いと同じですが、株価の下落局面で利益を出す唯一の手段であるからです。
3. わけのわからないものから遠ざからない
FIREのFI達成の大きな要因は、2021年の仮想通貨の高騰でした。その中でも特にイーサリアムは2021年1月はじめには7万円程度だったものが、2022年に入って暴落した直近の時点でも36万円程度の価格がついています。もし仮想通貨をわけのわからないものと考えて投資対象から外していたら、FIREはできなかったかもしれません。
今後も資産の10%を上限として、わけのわからないものにも手を出していきます。たとえ投資分がゼロになったとしても、90%が維持できます。逆に投資分がテンバガーになれば、資産全体が約2倍(1.9倍)に増えることになります。
とは言っても、基本的にはハイテク分野限定です。仮に投資で失敗しても、その分野の知識が身につくことで、別の投資機会を考えたり、自分自身で事業化する道も開けると思うからです。
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