2023-08-31

フルリタイア一ヶ月後の感想

7月末に会社を退職してフルリタイア生活に移行してから一ヶ月が経過したので、感想をまとめてみます。

1. セミリタイアとの違い

昨年の9月から今年の7月まで、週2~3日の契約社員として働くセミリタイア生活を過ごしてきました。その間は在宅勤務で1日当たりの労働時間は長くても実質3~4時間程度で終わることが多かったので、フルリタイアになっても生活感はそれほど変わりません。

退職の直後だけは会社からの束縛が完全になくなったという解放感がありましたが、時間の経過とともにその高揚感も薄れてきています。

2. 社会とのつながり

セミリタイア中であっても一応は会社員という立場だったので、会社を通じて社会とつながっているという実感はありました。

会社を辞めてしまうと、単なる失業者です。失業給付を受給するために時々求職活動をする義務はあるものの、それが終われば、社会を生きていく上での義務のようなものはなくなります。

もともと家族も友達もいない孤独な人間なので、仕事のような半強制的な人間関係がなくなると、人と接する機会がありません。ドラえもんに登場する「石ころぼうし」を被ったのび太のような心境になっています。

3. お金の不安

セミリタイアの時は、会社員としての収入で最低限の生活費は稼げているという安心感はありました。

フルリタイアになると基本的には資産を徐々に取り崩していくことになります。毎月末に資産状況と逃げ切り計画をチェックしていて、資金的に問題がないことは確認できていますが、まったく不安がないわけではないです。

ただ、10年以上前から準備をしてきたことでもあり、多少の問題は乗り越えていけるだろうという自信と達観のようなものはあります。

4. フルリタイアして良かったか?

仕事が嫌で仕方がないという人にとっては、フルリタイアをすることでネガティブ要因が大きく減るので、それだけでもフルリタイア成功と言えるでしょう。

私の場合は、仕事は好きではないが、ものすごく嫌でもないという感じでした。しかもセミリタイアの時には時短勤務でしたので、それをゼロにすることにこだわるべきだったのかというと、今になってみればそうでもなかったようにも思えます。

それでもやはり、どちらかで言えばフルリタイアできて良かったと思っています。無駄に過ごしても有意義に過ごしても良い自由な時間が目の前に広がっているという感覚は、フルリタイアならではのものです。


2023-08-30

ハローワークでの失業認定1回目

失業給付をもらうためには毎月1回、ハローワークに行って失業認定をしてもらう必要があります。今日は初回の失業認定に行ってきました。

それほど時間のかかる手続きではなく、待ち時間も含めて15分ほどで終わりました。
今回分の「失業認定申告書」を提出して、次回分の「失業認定申告書」を受領、それと、失業給付を受け取る銀行口座を確認した上で、「雇用保険受給資格者証」という書類も受領しました。

失業認定のためには、月2回の求職実績(初回のみ1回)を申告する必要があります。
一般的にはどこかの会社に応募したということで1回の求職活動としてカウントされますが、ハローワークでの就職セミナーや窓口での就職相談も求職活動としてカウントしてもらえるようです。

実際、「初回講習会/雇用保険説明会」というセミナーに参加したものが1回の求職実績としてカウントされたので、初回の失業認定の要件はこれでクリアできました。

しかも、ハローワークの訪問時に簡単な受付事務ような面談があり、それも求職実績として認められるため、求職活動はあと1回だけで済みます。しかも、「履歴書と職務経歴書の書き方」というセミナーや、近隣の企業を集めた合同就職相談会のようなイベントが定期的に開催されているので、それに出席することで残り1回の求職活動の実績も満たせるため、しばらくは企業への応募はしなくても済みそうです。

想像していたよりも、失業保険をもらうためのハードルは低めです。
ハローワークの方も、失業者を再就職させるために一生懸命になっているというよりは、失業給付を支払うための事務手続きを粛々とやっているように見えます。

たしかに、若い人であればあまり間隔をあけずに転職するでしょうし、転職先もハローワークではなく転職サイトや転職エージェントを使うことが多いはずなので、ハローワークに来ている人というのは私のような再就職する気のない失業給付目当ての人が多いのかもしれません。

まったく実質的な求職活動をせずに失業給付をもらい続けるというのも何だか申し訳ない気もするので、社会勉強、および、自分の市場価値の再確認も兼ねて、月に1~2度程度はどこかの企業に応募してみようかと考えています。



2023-08-29

逃げ切り試算:2023年8月末

2023年8月末の逃げ切り計画はこんな感じです。

西暦年齢国の年金個人年金IDECO生活費資産残高
202352-¥1,620,040¥98,937,024
202453-¥3,000,000¥95,937,024
202554-¥3,000,000¥92,937,024
202655-¥3,000,000¥89,937,024
202756-¥3,000,000¥86,937,024
202857-¥3,000,000¥83,937,024
202958-¥3,000,000¥80,937,024
203059-¥3,000,000¥77,937,024
203160-¥3,000,000¥74,937,024
203261¥345,540-¥3,000,000¥72,282,564
203362¥345,540-¥3,000,000¥69,628,104
203463¥345,540-¥3,000,000¥66,973,644
203564¥345,540¥240,000-¥3,000,000¥64,559,184
203665¥345,540¥1,800,000-¥3,000,000¥63,704,724
203766¥345,540¥1,800,000-¥3,000,000¥62,850,264
203867¥345,540¥1,800,000-¥3,000,000¥61,995,804
203968¥345,540¥1,800,000-¥3,000,000¥61,141,344
204069¥345,540¥1,800,000-¥3,000,000¥60,286,884
204170¥1,906,174¥345,540¥120,000-¥2,400,000¥60,258,598
204271¥2,079,464¥120,000-¥2,400,000¥60,058,062
204372¥2,079,464¥120,000-¥2,400,000¥59,857,526
204473¥2,079,464¥120,000-¥2,400,000¥59,656,990
204574¥2,079,464¥120,000-¥2,400,000¥59,456,454
204675¥2,079,464¥120,000-¥2,400,000¥59,255,918
204776¥2,079,464¥120,000-¥2,400,000¥59,055,382
204877¥2,079,464¥120,000-¥2,400,000¥58,854,846
204978¥2,079,464¥120,000-¥2,400,000¥58,654,310
205079¥2,079,464¥120,000-¥2,400,000¥58,453,774
205180¥2,079,464¥120,000-¥2,400,000¥58,253,238

リタイア初年度の生活費は、次のような計算になっています。
初年度健康保険とその他は概算です。

失業保険¥999,960
生活費4ヵ月分-¥1,000,000
初年度住民税-¥320,000
初年度健康保険-¥800,000
その他-¥500,000
合計-¥1,620,040

フルリタイアにともなって、今月から給与収入がなくなりました。
二ヶ月の待期期間の後、10月~来年2月までは失業保険をもらえる予定ですが、その後は資産の取り崩しと投資収益だけで生きて行くことになります。

一応、計算上では人生逃げ切りに問題がなくても、まったく不安がないということはないです。ただ今のところは幸いにも健康を維持できているので、仕事を探そうと思えば贅沢を言わなければ何かは見つかるでしょうし、働けないような年齢になれば、さすがにその頃は老後の見通しも今よりクリアになっているでしょうから、通常のタイミングでのリタイアの人達と同じように過ごしていけば良いのではないかと考えています。


2023-08-28

資産状況:2023年8月末

2023年8月末の資産状況はこんな感じでした。

2023年8月前月比較前年同月比較
現預金¥43,254,730¥5,053,497¥32,741,181
仮想通貨¥18,772,429-¥1,801,433¥2,256,406
株と投資信託¥20,949,544-¥5,347,863-¥26,382,581
投資用不動産¥13,940,804¥217,601¥2,013,818
その他¥3,639,557-¥460,260¥879,896
合計¥100,557,064-¥2,338,458¥11,508,720


・現預金


次の株を現物購入したこと、毎月の定期投資信託購入、株の信用取引損失、および生活費が現金の減少要因です。

3099 三越伊勢丹ホールディングス
3110 日東紡績
6071 IBJ
8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ
9020 東日本旅客鉄道
6562 ジーニー
7182 ゆうちょ銀行
9843 ニトリホールディングス
VOO
TLT
QQQ
PG
PEP
NSC
INTC
GPC
EWW
COIN
ATO
AMZN

現金の増加要因は、次の株の売却です。
先月末で会社を退職したので、今月からは給与収入はゼロになりました。

5032 ANYCOLOR
7974 任天堂
6562 ジーニー
3382 セブン&アイ・ホールディングス
6071 IBJ
3099 三越伊勢丹ホールディングス
3193 鳥貴族ホールディングス
3221 ヨシックスホールディングス
7318 セレンディップ・ホールディングス
7581 サイゼリヤ
TSLA

先月時点でかなり現金比率が高めでしたが、今月はさらに高くなりました。
現金を多く持っていても収益は増えませんので、何かに投資したいところですが、株も仮想通貨も為替も方向感がないので、もうしばらくは様子見になりそうです。

・仮想通貨


仮想通貨は先週の金曜(8/18)から一段安になりました。
特に大きな下げ材料は見当たりませんが、欧米の景気後退懸念で株価が下がっていることと、中国の大手不動産会社の経営危機のニュースの影響で、リスクの高い資産への投資が嫌気されているのかもしれません。
(下図は日足のBTC/USDのチャート)













中長期的な見通しはポジティブであることに変わりはありません。
ちなみに、Binance Japanが開業になったようなので、海外からJapanの口座に移行できない通貨や商品は少しづつ整理しています。結局、手持ちの仮想通貨やBTCやETHなどのメジャー通貨のみになりました。

・株と投資信託


日経平均は7月の上旬から下落傾向です。
といっても暴落という感じでもなく、目先で少し反発も入っているので、売りでも買いでも仕掛けにくい状況です。個別株でトレンドが出ているものを探して売買していくしかないですね。
(下図は日足の日経平均のチャート)





長らくお世話になっていた任天堂株も結局すべて手放すことにしました。
チャート的にも緩やかな下落傾向でパッとしませんし、Switchの後継機発表のニュースで大きく下落するリスクもあるためです。

日本株の売却を進めた結果、割合的にはアメリカ株の方が多くなりました。

日本株¥7,734,200
アメリカ株¥8,712,168
投資信託¥4,503,176


アメリカ株は、月に一度の定期買付と、週足で見て下落傾向になった銘柄を処分するようにしています。信用売りはやりません。長期の資産形成は投資信託、中期はアメリカ株、短期の売買は日本株、という使い分けにしています。

・その他


ドル円はチャートだけ見れば上昇トレンドです。
ただ、さすがにそろそろアメリカの金利も頭打ちになるであろうこと、円安傾向が進んだ場合は日銀の介入も考えられることから、ロングで入る気にもなれません。
今は1枚だけショートのポジションを持っていますが、若干踏み上げられ中です。
(下図は日足のUSD/JPYのチャート)





・まとめ


主に仮想通貨の下落で前月より240万円ほど資産が減少しましたが、何とか資産額は一億円をキープできています。日本も欧米も株価は冴えないので、来月は一億円台割れを覚悟しなければならないかもしれません。

ただ、フルリタイアの選択をしたことで、今後は資産が減っていく方向にあることは間違いないので、あまり右往左往せず、急激な変動がないかどうかを中心に見ていくつもりです。

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