2021-11-01

若いうちにお金を使っておくべきか?

 


「宋世羅の羅針盤ちゃんねる」というYouTubeチャンネルの「20-30代が知るべき、高齢者の本音【お金とどう共生するのか】」という動画が面白かったので共有します。

保険の営業マンとして高齢の方に接する機会の多い宋世羅さんによると、高齢になってから、「若いときにもっとお金を使えばよかった」と言っている高齢者に出会ったことはなく、資産に十分に余裕があっても、それを「死ぬまでに使い切ってやる」と言っている高齢者もいないそうです。

お金に余裕があることで精神的にも余裕があるので、そういうネガティブな感情を持つことがないのではないか、という分析です。

ただ、アリとキリギリスの童話ではないですが、そもそも、若いときに遊びでたくさんお金を使ってしまった人は、高齢者になっても十分に資産形成できておらず、資産運用や相続について保険の営業マンに相談するということもないように思えます。つまり、サンプルが偏っているのです。

自分の場合はどうかと言うと、「若いときにもっとお金を使えばよかった」という気持ちと「死ぬまでにお金を使い切る」の両方の気持ちが、決して小さくはないレベルで、心の中に存在しています。

50歳になってからでも楽しいと思えることはいろいろあって、リタイアして毎日100%フリーな時間を使える日々を心待ちにしていますが、それでも、たとえば18歳の1年間を2000万円で買えるのであれば、迷わず支払いたいと思います。(ただし、今の経験と知識を持ったまま若返るという条件つきです)

世の中には、お金で買えないものもたくさんあります。そのひとつは、年相応のライフイベントです。女子高生と相思相愛になるというようなことは、自分もほぼ同じ年齢でなければ成立しません。(援助交際のようなことであれば、年の差があってもできるかもしれませんが、それはまた別モノです)

死ぬまでにお金を使い切りたいかどうかは、家族の有無が大きく影響すると思います。私は天涯孤独な人間で、被相続人がいません。遺産は自動的に国庫行きです。お金の使い方を国に任せたいとは思えないので、何かしら遺言でどこかに寄付をするようにしますが、それよりも生きているうちに有意義なことに使いたいです。

直近の逃げ切り資産では、おそらく余裕はありそうなので、これからのお金の使い道については、またじっくり考えてみたいと思います。なるべくなら、70歳時点で残り1000万円になるぐらいまでは、使ってしまいたいですね。

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