2021-09-24

在宅勤務の功罪

コロナが始まってからしばらくの間は出社もしていたのですが、今では完全に在宅勤務になりました。在宅勤務になって良かったことと悪かったことを整理してみたいと思います。

まず、良かったことは3点です。

通勤しなくても良い

首都圏の郊外から東京都心に通勤しているので、片道1.5時間=往復3時間かかっていました。特に朝はすし詰めの満員電車なのでとてもツライです。人身事故や車両故障などで電車が遅延したり、迂回ルートで通勤せざるを得ないというような災難もときどき起こります。

一応、通勤時間中にPodcastを聞いて英語の勉強をしたりしてはいましたが、基本的には無駄な時間です。通勤しなくても良くなったのは本当にありがたいです。

時間に余裕ができた

通勤しなくても良くなった結果でもありますが、可処分時間が増えました。
今までは9時出社であれば、7時半には家を出る必要がありました。在宅勤務であれば着替える必要すらないので8時半ぐらいまでは寝ていられます。

それに加えて、あまり大きな声では言えませんが、ちょいちょい仕事をサボれます。
食後に眠くなったら30分後ぐらいにアラームを設定してうたた寝もできますし、リモート会議は通常は音声だけなので、自分が発言しない時間は全然別のことをすることもできます。

お金を使わなくなった

会社に通勤していた時は、昼と夜は外食でした。これだけでも2000円弱かかります。
あまり行きたくはないのですが、歓送迎会とか、プロジェクトの飲み会などに参加すれば1回あたり4000円ぐらいはかかっていました。

コロナが本格化してから飲み会は完全になくなりましたし、家で自炊をすれば外食をするよりずっと安上がりです。Yシャツやスーツを着る必要もなくなったので、クリーニング代もかからなくなりました。

一方で、悪くなったことは次の3点です。

仕事が進まない

もともと仕事に対するモチベーションが高くなく、会社に来ているから仕方なく仕事をしている感じでしたので、家にいると集中できません。作業の期日ギリギリまでサボって、自分に対してのプレッシャーを高めてから何とか仕上げるという、夏休みの宿題のような進め方になってしまっています。

また、昔に比べれば、チャットやリモート会議ツールなどで、離れた場所からも仕事を進めやすくなってはいますが、やはり同じ場所に集まって顔を突き合わせての仕事より効率は落ちます。大したことのないちょっとした質問というのがやりづらく、そのために理解が足りなくて仕事が進まないということも多いです。

マルチタスクが増えた

コロナ前は、客先で仕事をしていました。
対面のコミュニケーションが基本であったことと、顧客の社内システムが外部のインターネットからはつながらないため、物理的に現地に行く必要があったためです。

コロナ後は現地に行けなくなったので、その代わりにVPNなどで自宅からでもアクセスできる手段が提供されるようになりました。

以前は日単位で、今日は顧客Aの仕事、今日は顧客Bの仕事という風にスケジュールできていたところが、同じ日に時間単位で別の顧客の仕事に切り替えなければならなくなりました。顧客ごとにシステムの内容もプロジェクトの状況も異なるので、すぐに頭の中を切り替えるのはなかなか大変です。

仕事とプライベートの区別がつきにくい

通勤をしていた頃は、金曜日の夕方になると明日から週末という特別な解放感があったものですが、在宅勤務は平日でも家に居られるので、平日と週末の気分的な差が少なくなりました。

家に居るといつでも仕事ができるので、定時という概念も薄らいでいます。今までよりも、早朝や深夜にメールやチャットで仕事の連絡が来る機会も多くなりました。いちいち対応する義務はないのですが、スマホに通知が来たりすると、プライベートの時間でも頭が仕事をモードに切り替わってしまうことがあります。

まとめ

総合的に見れば、出社するより遥かに負担が少ないので、在宅勤務の方が良いです。会社に毎日通うという働き方はもうできないような気もしています。いずれ通常勤務に戻る日が来るのでしょうが、そのタイミングで会社を辞めてしまうのが良いのかもしれません。

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