転職がダメなら、フリーや起業はどうでしょうか?
実はどちらも以前にやったことがあります。
結局のところ、フリーや起業は手段でしかないので、目的が重要ということになります。
フリーの時は、案件単位で仕事を引き受けるやり方ではなく、フリーのエージェントに所属して、客先常駐の期間単位で契約して報酬をもらっていました。(今でもフリーランスの案件紹介というのはほとんどこのパターンだと思われます)
この場合、契約形態がフリーランスというだけで、現場での扱いは非正規の派遣社員と同じです。余計な会議や社内手続きに時間を取られないという利点はありますが、仕事内容は、旧態依然とした基幹系業務システムの保守開発のような、あまり面白味のない仕事ばかりです。
起業の時は、最初のうちこそ理想の独自サービスの開発のようなことをやっていましたが、お金がなければ生きていけませんので、次第に確実にお金になる受託開発業務が中心になり、会社を存続させるために仕事をしているという状況に疑問を感じて、会社を売却してしまうことになりました。
今はクラウドファンディングのような仕組みもあり、日本政策金融公庫の新創業融資制度のように、無担保かつ代表者の連帯保証なしでも融資を受けられる制度があるので、運転資金を稼ぎながら余力で独自サービス開発というような無理をすることなく、最初から一点突破型のベンチャーを起業できる環境が整っています。
その点から言うと、起業はもう一度やってみたいという気持ちもあります。しかしながら、本当にやりかったのであれば、既に再チャレンジしていたと思うのです。チャレンジしなかったということは、サラリーマンとしてのぬるま湯につかり、易きに流れてしまったということ。
残念ながら、40代のバイタリティでできなかったことが、50代になってできるようになるとは思えません。
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